会長挨拶

第39回 日本循環制御医学会総会・学術集会 会長 恒吉 勇男

第39回 日本循環制御医学会総会
会長 恒吉 勇男

( 宮崎大学医学部 麻酔生体管理学教授 )

2018年の日本循環制御医学会総会を宮崎でお世話させていただきます。日本循環制御医学会会員の研究発表と教育の場として有意義で、かつ会員の交流の場として楽しい会にしたいと考えております。

宮崎大学は、循環制御医学のメッカです。心房性ナトリウム利尿ペプチドのヒトのアミノ酸配列は、当大学の寒川賢治先生と松尾壽之先生らにより世界で初めて報告されました。両先生は、後に国立循環器病センター研究所長に就任されております。当時の研究室で研究生として活躍していたのが、現宮崎大学循環体液制御分野教授の北村和雄先生です。北村教授は、アドレノメデュリンを発見し、病態生理学的意義についての研究で一躍名を馳せております。私も、敗血症性ショック時のバソプレシンによる昇圧効果に関して研究しており、循環メディエーターに関する研究においては相通じるものがあります。現在、北村教授と麻酔・ショック時のアドレノメデュリンの影響について共同研究しております。以上のような経緯から、本大会のテーマを「循環ネットワークとメディエーター」に致しました。

特別講演は、当大学の循環制御に関する研究成果を、北村教授と当教室の丸田豊明先生にご発表いただきます。またシンポジウムには、麻酔科、循環器内科、循環器外科、基礎医学から日本を代表するトップランナーにお集まりいただき、暑いセッションを繰り広げていただく予定です。循環制御学の情報をサーフィンし、次に来る大波を逃さないようにしっかりと勉強したいと考えています。

本大会では、学会員の学術的意欲を高めるため、各一般演題セッションに座長推薦による会長賞を設けることにしました。受賞の確率は1/6ですので、奮ってご応募いただきたいと存じます。受賞者には賞状・副賞が授与されます。

6月の宮崎は、初夏で過ごしやすいと思います。宮崎は、神話のふるさととも呼ばれております。勉強の合間に伝説にまつわる景勝地を訪れるのも楽しいでしょう。また懇親会では、宮崎ならではの美味しい食べ物とお酒を準備しております。

多数の会員の皆様の参加を心よりお待ちしております。

平成29年12月吉日